自転車メーカーのトーキョーバイク(東京都江東区)が自社製品の回収、再販を昨年12月に開始した。「長く使うを大切にする」をコンセプトに、利用者に回収という新たな選択の幅を広げ、破棄軽減に努める。回収された自転車の中で、本体の消耗が激しく整備で再販が難しいものは、再利用できるパーツを他の自転車に使用もしくは中古パーツとして再販を行う。回収を行うにあたり、「子供は成長が早くて乗れなくなってしまうから、破棄するのは心が痛むので回収が始まってよかった」との声もあり反響を得ている。
自転車のリユース
メーカーが回収・再販も
実際に回収した自転車(奥:子供用、手前:大人用)
国内で直営4店、FC2店を構える中で、回収は全店舗で行い再販は「tokyobike 谷中 Soil」のみで行う。tokyobike 谷中 Soil本多翔店長は「新しい取り組みのため回収量がまだよめず、再販可能な中古車が少ないため取り扱い店舗を広げずに、集中することで利用者の方が選択して選べるのではないかと考えています」と話す。
第534号(2022/4/25発行)4面