TSURATSURA、和食器のEC「金継ぎ」で修復

Webページの作成やマーケティングを手掛けるTSURATSURA（大阪府東大阪市）は4月、和食器のECサイト「いとをかし」を開始した。西川領架代表が自ら選んだこだわりの和食器を現在70点販売している。

金継ぎを施した食器

このサイトの特長は、全商品に無料の「生涯破損保証」が付帯していることだ。割れてしまっても、提携する職人が「金継ぎ」による修理を行う、または買い取ることで再利用ができる。金継ぎとは室町時代から伝わる技術で、漆を接着剤として割れた箇所をつなぎ、仕上げに金を装飾する修復手法。接着面が模様のように見えるため、芸術的な風貌となる。どちらの場合も購入者が負担するのは送る際の費用のみ。修復不可能なものも捨てずに、他の破片と組み合わせて箸置きやイヤリングにリサイクルする。

第536号(2022/5/25発行)3面