最近のシティ・ポップの人気には目を見張るものがあります。70―80年代の「洋楽風」歌謡曲のレコード「CITY POP(シティ・ポップ)」は、つい4―5年前まで大手リユースショップのジャンクコーナーでは100円で売っていたり、多くのレコード店では販売の見込みが立たず「廃棄」していました。それが今や弊社NY店では100ドル以上で販売されているものが多くあります。
この流行のきっかけは、2010年代初頭に欧米でヴァイパーウェイヴやフューチャーファンクと呼ばれる、若者から人気の音楽ジャンルのアーティストが、日本のシティ・ポップをサンプリングネタとして多用したことから始まったと言われております。
廃棄や100円のジャンク品が1万円以上の値に
竹内まりや/プラスティック・ラブ
第542号(2022/8/25発行)7面