連日20万人を超えるコロナの新規感染者が確認され、またたく間に世界最多の感染者数を記録した日本。他方、国内外の人の行き来は活性化し、3年ぶりに行動制限のない夏を迎えました。感染状況は引き続き懸念されるものの、古物商としてはこれを機に市況が上向くことを願いたいところ。
そこで、今回は直近の「時計」と「宝石」の相場やトピックを振り返ります。
今年はコロナに加え、2月より続くウクライナ危機が重なったことでブランド古物相場が非常に不安定になっていることは、たびたび小欄でもお伝えしてきました。時計に関しては、年始まで高騰の一途を辿っていたロレックスのスポーツモデルを中心に下落トレンドとなっています。それまでの投機的な相場上昇が落ち着いた、と見る向きもあります。
第542号(2022/8/25発行)17面