トレカ入門【第12回】、2022年のトレカ市場を振り返る

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トレカ入門【第12回】、2022年のトレカ市場を振り返る

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トレカ入門【第12回】、2022年のトレカ市場を振り返る

12月の今回は、2022年のトレカ市場を振り返りたいと思います。まず今年前半はポケカ一色、中盤はシャドウバースが話題を生み、後半はワンピースカードゲームが一気に盛り上がった1年だったと感じます。また、その間ポケカの人気は冬に入るまで上がり続けていた印象です。いずれにせよ、新タイトルにも火が付いた年であったことはTCG業界においても豊作の1年だったと言えます。これまでにゲームや漫画でIPを強化し、すでに認知のある状態でTCGを発売開始、一気に売れていく状態が再現性を持って成り立っていました。

特に、ワンピースカードゲームは映画放映と共にワンピース25周年で一気に火が付きました。様々な芸能人系YouTuberをはじめとして、人気YouTuberの間で開封動画が投稿され、ライト層にまで行き渡るような火の付き方でした。中でもスーパーパラレルと呼ばれる、背景に漫画の印象的なコマが描写されるシャンクス、エースなどの人気カードの最高レアリティは1枚20万円を超えるところまで高騰しました。これらが封入されているブースターパックがどこに行っても手に入らない状態が現在も続いています。瞬間風速的な話題性としてはポケカ以上と言っても過言ではない熱狂となっています。

ワンピカードも熱狂、TCG豊作の1年

また2022年後半の話題ですが、100円ショップのダイソーが蟲神器という新TCGを自社販売網で発売開始しており、ムシキング以来の昆虫系TCGとして人気を集めています。

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第549号(2022/12/10発行)17面

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