エントルピー、スニーカー真贋鑑定 日本で開始
2024年06月24日
ブランド品の真贋鑑定サービスを提供する米国のエントルピーは6月、スニーカーの真贋鑑定サービスを日本で正式にリリースした。利用シーンに応じて2つの鑑定方法を用意。鑑定書が付くため、海外やインバウンド客向けの販売もしやすくなりそうだ。今後は鑑定で対応するブランドを拡充していく考えだ。
スマホアプリで画像解析、鑑定書も発行
主要3ブランド対応
7ブランド追加予定
大量に鑑定を行う際、効率的に行える「Lightbox」
スニーカー真贋鑑定の対象ブランドは、ナイキ、アディダス、ニューバランスの3つ。今後は、グッチやヴィトン、オフホワイト、ルブタン、バレンシアガ、ディオール、アレキサンダーマックイーンの7ブランドの追加を予定している。
真贋方法は2通りある。真贋装置を用いた方法とスマホのアプリを用いた方法で、鑑定数量やシーンに応じて選択できる。
倉庫等の大型拠点で月500点以上利用する企業向けには、「Lightbox」と呼ぶ真贋装置を使って鑑定を行う。操作用の端末でブランド名を選択し、ブランドタグを撮影。スニーカーを片足ずつボックス内に入れる。箱の内部にはiPhoneSEが8台設置されており、異なる角度から同時に撮影。AIによる画像解析により鑑定を行う。1度に異なる角度から撮影ができることから、効率的に鑑定が行え、1足あたりの鑑定時間は2~3分で済む。ボックスのサイズは幅72cm×高さ55cm×奥行59cmで重量は27kgあるため、ある程度作業スペースを確保した方がよさそうだ。Lightboxの参考価格は1万ドル程度。利用料金は、利用数量等に応じて個別で決まる。
第586号(2024/06/25発行)24面