【まだ間に合う!越境EC スタートアップ講座】Vol.6 売れ筋はコレだ〈中古カメラ・楽器編〉

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【まだ間に合う!越境EC スタートアップ講座】Vol.6 売れ筋はコレだ〈中古カメラ・楽器編〉

2019年08月22日

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中古カメラ・楽器が売れ筋好調

以前紹介した、ハンドバッグや時計などのブランド品も人気ですが、ハードグッズ(耐久消費財)カテゴリーも、海外では人気を誇っています。ハードグッズのうち7割を中古カメラ、楽器が占めており、中古カメラ、楽器の販売はニーズがあることがうかがえます。具体的に中古カメラ・楽器の販売傾向を説明します。

購入者のターゲットは中年層から高齢者の購年齢が高い「男性」の割合が高く、購入経緯の約6割がPCで購入しています。

2019081015_graph.pngのサムネイル画像

売上トレンドは?

米国国内ではNikonよりCanonの方が売れています。Canonのエントリーモデル(初心者モデル)や商品のラインナップが多彩であることが支持を集めています。また、アフターサービスが充実しており、米国ではCanonが先にシェアを獲得したことが要因と考えられます。一方で、日本から米国へ販売される中古カメラはNikonの方が売れています。それはNikonがミドルレンジモデルを得意としており、eBayでは高単価商品が好まれている傾向にあるからです。Used in Japanで親しまれる国内の中古カメラは、「丁寧に使われ高品質」と世界の愛好家に認知されています。

2018年、メーカー別中古カメラの売れ筋商品は以下の通り。

2019081015_Nikon.png2019081015_Canon.png

カメラの次に楽器の取引が盛んです。eBayには世界各国から常時160万の商品が出店されています。また、ギターは3分毎に1点が取引されている計算で、1日で26万回の検索がされています。日本メーカーの商品が多くなっています。

また、アメリカではギター&ベースとプロオーディオ設備の売れ筋が好調です。ギター&ベースは3位、4位、5位を日本メーカーが、プロオーディオ設備は1位〜5位までを日本メーカーが占めています。

日本の中古カメラ・楽器は「日本メーカー」「Used in Japan」というのが強み。eBayで販売する際は1画像掲載、2スペックの情報、3丁寧な対応で取引するのが成功の秘訣です。

第469号(2019/08/10発行)15面

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