住友商事×博報堂、下北沢で玩具などシェア 約50品目で実証実験

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住友商事×博報堂、下北沢で玩具などシェア 約50品目で実証実験

2020年04月22日

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『住友商事(東京都千代田区)』は、『博報堂(東京都港区)』と提携し、世田谷区下北沢で準生活必需品シェアリングサービスの実証実験を2月より展開している。おもちゃやレジャー用品をシェアできる。

ボードゲーム、フリスビー、寝袋などが並ぶボードゲーム、フリスビー、寝袋などが並ぶ

第1回となる実験は、小田急電鉄(東京都新宿区)運営の「下北線路街」にて実施。各家庭のあまり使われていない物品を20フィートのコンテナに預け、必要な人がレンタルできる。アイテムは同社が独自に「準生活必需品」と呼ぶアイテムを重点的に置く。開始2ヵ月時点で、貸出約400〜500件、預入約10件ほどが行われた。

コンテナから自由に出し入れできるコンテナから自由に出し入れできる

狙いは、住友商事と博報堂が構想する次世代のまちづくりの実現だ。「スマートシティの運営において、生活者同士のシェア、共助、共創が生まれる場を共同運営するのが目標」(住友商事 太良実氏)

実証実験段階ではアイテムごとに貸出期間を設定し、料金は無料とした。貸し手はLINEであまり使わないアイテムの写真を送り、運営側が査定を行った後、1ヵ月間の貸出を行う。対価として近隣のカフェで使える引換券がもらえる。一方の借り手はLINE経由で手続きを行えば、倉庫内の50〜60品目から1つずつ、2泊3日以内のレンタルができる。

実証実験では、4月中旬までの試験運用を予定している。

第485号(2020/4/10発行)14面

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