Main Tent、古絵本をセレクトし自転車で配送
2020年06月03日
新型コロナの影響で従来通りの営業が難しい中、各リユース企業ではそれぞれ工夫を見せている。
コロナに負けず、営業に工夫 ~Main Tent~
東欧や国内の古書絵本を店頭販売するMainTent(東京都武蔵野市)は、新型コロナに際して、絵本のセット販売サービス「MAIN TENTの悪あがき大作戦」を開始した。
同サービスは、お客の好みに合った絵本を複数冊セレクトし、店舗のある吉祥寺から、店主自らが自転車に乗って届けるというもの。3月末から開始し、店舗付近などからすでに30件近く注文があったという。苦しい状況でも真面目になり過ぎないという考えをサービス名に込めている。
同店では3月時には客数が激減していたが、セット販売の効果で売上には大きな変化はなかった。4月の初旬には店舗を閉め、今はネットでのみ販売を受け付けている。
4月初旬店を閉めた
「付き合いのあるお客様やライターさんなどから購入頂いている。実店舗でこれまでやってきたからこそ助けられている。noteでは実情をお話ししてうちの厳しい雰囲気が伝わっているのでは」(冨樫チト店主)
第488号(2020/5/25発行)12面