思い出の一冊【13回】 珍しい折帖仕立ての本

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思い出の一冊【13回】 珍しい折帖仕立ての本

2022年05月05日

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思い出の一冊

古書店主に、思い出に残っている一冊を紹介してもらうリレー連載。第十三回目は「平井の本棚」のオーナー、津守恵子さんが登場する。

様々な縁がつながり手元に

深沢七郎 「みちのくの人形たち」 夢屋書店深沢七郎
「みちのくの人形たち」
夢屋書店

私の思い出の本は深沢七郎さんの「みちのくの人形たち」です。お経のような、本としては珍しい折帖仕立てになっています。

うちの店には、本をあまり読まない方にも興味を持ってもらえるよう、短編小説を折帖仕立てにした「文鳥文庫」を置いています。それを見たあるお客様が「これって、深沢七郎だよね」と、持ってきてくれたのが、この本でした。

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第534号(2022/4/25発行)23面

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